MinE-CAP IC は、出力リップル、動作効率、及びトランスの再設計をすることなく入力整流コンデンサのサイズを大幅に小さくすることが可能です。超高周波数スイッチング動作などの従来の技術と比較して、PowiGaNテクノロジーを使用したMinE-CAP は、超高周波数設計による複雑な EMI フィルタ及びトランス/クランプの電力損失増加の課題を克服しながら同等以上の電源全体の小型化を実現します。
MinE-CAP は、AC 起動時の突入電流を正確に管理するため、散逸性 NTC や大きな低速遮断ヒューズを不要にします。
MinE-CAP は、拡張されたワイドレンジ入力 (90 VAC ~ 350+VAC) を必要とするアプリケーションにも使用できます。この場合、160 V 定格の入力コンデンサを高い割合で使用することにより、スタック 400 V または 500 ~ 600 V 定格のコンデンサのサイズを通常必要とされるよりはるかに小さくすることが可能です。
入力 E-CAP は、MinE-CAP IC を直列接続した低電圧コンデンサ (通常は 160 V の CLV) と小型高電圧コンデンサ (通常は 400 V の CHV) を並列接続して構成されます。160 V 定格のコンデンサが使用される割合が従来のユニバーサル入力コンバータで使用される 400 V コンデンサよりも高くなり、入力コンデンサの物理サイズが小型化されます。